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【開発者の本音】肌を託せる「20年選手成分」の底力

10 分前
読了時間: 4分
こころ静かな暮らしに寄り添うクラフトコスメ
こころ静かな暮らしに寄り添うクラフトコスメ

街のコスメ売り場を歩いていると、目眩がするほど魅力的な言葉が飛び交っていますよね。

「話題の最新成分〇〇配合!」

「限界ギリギリまで超高濃度チャージ!」。

パッケージを見ただけで、なんだか自分の肌が明日から別人級に生まれ変わりそうな気がしてくる。

その気持ち、痛いほどよく分かります。

新しいものって、無条件にワクワクしますから。


だけど、ちょっと待って。

深呼吸して、ここのブログのことを思い出してみてください。

今日は化粧品開発者としての「本音中の本音」を、

化粧品愛とほんの少しの毒を込めてお話ししますね。


キラキラした「新星」に飛びつく前の、小さな落とし穴

化粧品開発の世界にいると、毎年のように「これまでにない画期的な新原料」のプレゼンがやってきます。

プレゼン資料はもうピッカピカ✨

「お肌の奥(角層)まで届いてハリがパーン!」みたいなグラフが並んでいて、開発者魂も一瞬くすぐられます。笑。

でもね、冷静になってこう考えます。

「で、これ……10年後には生き残っている成分か?」と。


じつは、20年近くも長く配合され続ける成分って珍しいんです。

流行りの成分は長くて3年で飽きられてしまう。

つまり、肌を良くしてくれる実績がないから淘汰されてしまうんです。


誤解しないでほしいのですが、私は先端科学や新しい研究を否定したいわけじゃありません。

ただ、新しい原料というのは、世に出てからの歴史が浅い。

しっかりデータは出ているけれど、それは実験上の話しで実際に使った時の話しではないんです。


「多くの人が使って肌が良くなるのか」

「どんな体質の人が、どれくらいの期間使ったら、どんなトラブルが出るか」

「1万人中、何人に合わないのか」という長期的なビッグデータが、まだ圧倒的に足りないのです。


「最新だから、みんなの肌にいい」なんてことは、あり得ません。

中には「効果実感を急ぐあまり、肌への刺激が強すぎる」なんて成分だって潜んでいます。

肌をキレイにしたくて買ったのに、新しい成分の実験台になって赤みやかゆみと格闘するハメになったら

……そんなの、悲しすぎますよね。


私が溺愛するのは、地味で頑固な「20年選手成分」ばかり

そんな私が、自分のcraft cosmeで美肌液*¹を作るときに選ぶのはどんな原料か。

答えは拍子抜けするほどシンプルです。「20年以上、市場で生き残ってきたベテラン選手」ばかり。


そう、20年以上もこの生き残ることが難しい化粧品原料の中で生き抜いてきたツワモノたち。

肌トラブルも少なく、肌が良くなる実感があるものだけが手にするジミーーーな功績。


それはそれは、地味ですよ。

インスタ映えなんて微塵もしません。

茶色い遮光瓶に入った原料たちは、オシャレな流行語とは無縁の顔をしています。


でもね、彼らは20年間、世界中の何億人という肌に触れ、愛され、トラブルを起こさず、激しいコスメ業界の生存競争を勝ち抜いてきた百戦錬磨の勇者たちなんです。


化粧品業界って、実はものすごくシビアです。

どれだけ華々しくデビューした新原料も、少しでも肌荒れ報告が相次いだり、大した実感が得られなかったりすれば、数年でひっそりと表舞台から消えていきます。

そんな弱肉強食の世界で20年も現役を張り続けている。これ以上の「信頼と実績の証」がどこにあるでしょうか。


地味だけど、肌のバリアを壊さず、角層にしっとりとうるおいを届けて、健やかな状態をキープしてくれる。

派手なパフォーマンスで一晩だけチヤホヤされる新人よりも、嵐の日も雪の日も変わらず傍で支えてくれる幼馴染。

私が信じているのは、そんなベテランたちの深い懐なのです。


「古くて良いもの」を、あなただけの黄金比で

クラフトコスメの原点はここにあります。

奇抜な成分で肌を驚かせるのではなく、歴史に裏打ちされた安全で確かな成分を、あなたの肌が一番喜ぶ配合量で仕立てる。

「敏感肌だからオイルは控えめに」

「季節の変わり目で乾燥するから、水分を抱え込むベテランを多めに」。


料理だってそうでしょう? 珍しい輸入スパイスをドバドバ入れるより、出汁の効いたお味噌汁が一番胃に染みる日があるように、

スキンケアも「基本の良質な素材」をきちんと肌に届けるのが一番の近道なんです。


流行りの成分を追いかけて、次から次へとコスメを買い替える「コスメ難民のラットレース」。

そろそろ走るのをやめて、ベテラン選手たちが待つ温かい温泉に浸かるようなスキンケアにシフトしてみませんか?


あなたは、毎シーズン登場する「新しい成分」を追いかけ続けたい派ですか?

それとも、流行に振り回されず、「本当に自分の肌に寄り添ってくれる成分」をじっくり見極めたい派ですか?


答えが出なくても大丈夫。

craft cosmeの美肌液*¹作り教室で、ふらっと(私のくだらない冗談を聞き流しつつ)、あなたの肌の声を聞かせてくださいね。

ベテラン原料たちと一緒に、首を長くして待っています。


*1:美肌液は雑貨です。

 
 
 

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