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【成分だけでいいの?】SNSで語られない「処方の真実」

10月9日
読了時間: 5分
クラフトコスメでつくる乾燥に負けない高保水肌
クラフトコスメでつくる乾燥に負けない高保水肌

みんな、こんにちは!craft cosmeのマイサンです。

最近、鏡の前で「なんだか肌がパッとしないな〜」なんてため息ついてない?


今日は、同業の研究者に怒られるかもしれないですが、

普段あまり表に出てこない「化粧品開発のディープな裏側」を少しだけ公開しようと思います。


「コスメのアカウントをフォローして成分の勉強してるよ!」という美容感度の高いあなたにこそ、ぜひ知ってほしいお話です。


化粧品開発は「2つの役割」を分担しています。


SNSを開くと、「レチノールがすごい!」「ナイアシンアミド配合!」みたいに、

特定の成分をわかりやすく解説してくれる発信がたくさんありますよね。


「この成分が肌荒れを防いでくれるんだ」

「うるおいを与えてくれるんだ」と勉強するのはとても楽しいですよね。


でもね、実は化粧品にはもう一つ大事なことがあるんです。

特別な成分をあなたの肌まで届けてくれる基材開発。ベース処方開発なんて言われることもあります。


化粧品開発者と一口に言っても、大きく分けて2つの全く違う職種があるのをご存知ですか?

ひとつは、お肌に良い効果をもたらす成分を発見したりメカニズムを解明したりする「基礎研究」の人たち。

いわば、最先端の武器を見つけてくる探検家です。


そしてもうひとつが、私のような「処方開発(処方技術)」の人たち。

お肌に届けたい成分をどう組み合わせて、1本の化粧品として成立させるかを考える設計士です。


SNSでバズっているのは、いわゆる「基礎研究」が関わる成分のお話ばかり。

一方で、私たち「処方開発」の話は……まあ地味!映えない!うらかた仕事!(笑)

だからあまり表舞台で語らません。笑。


どんなに優秀な成分も「処方」がダメなら台無し


しかーし、声を大にして言いたいのは、「成分がどれだけ優秀でも、処方技術がなければあなたの肌に届かない」ということなんです。

化粧品って、水と油、そして様々な成分を混ぜ合わせて作ります。


実は、話題の成分ほど繊細でやんちゃで気難しい子が多く。。。

処方の中で暴れる。


「水に溶けにくい」「紫外線に当たると壊れやすい」「混ぜたら2日で変色しちゃった」なんてことは日常茶飯事。

お客様の手元に届き、最後の1滴を使い切るその日まで、分離も変質もせず、安全にすこやかな肌を守り続けること。

この「安定性」を担保する技術こそが、処方屋の腕の見せ所なんです。


どんなに高価な成分が入っていても、ボトルの中で沈殿していたり、肌に塗る前に壊れてしまっていたら、それはただの「高価な謎の液体」ですからね(笑)。


スキンケアが続かない本当の理由は「テクスチャー」にある


そして、処方開発における最大の難関であり、一番命を懸けているのが「テクスチャー(使用感)」の設計です。

想像してみてください。


いくら肌に良いと話題のアイテムでも、塗った瞬間に顔がベタベタして髪の毛が張り付いたり、

逆にさっぱりしすぎて「え、塗った意味ある?」ってくらいカサついたりしたら……、んー。続かないものですよね?


毎日使うスキンケアだからこそ、

  • 手のひらに取ったときの心地よいとろみ

  • 肌にのばした瞬間にフワッと軽くなる肌なじみ

  • 手のひらが吸い付くような、安心感のある保湿感

この絶妙なバランスを、0.1%単位の配合比率と毎日睨めっこしながら作っています。


「効果があるから我慢して使う」じゃ、ストレスになっちゃいます。

「気持ちいいから、今夜も触れたい」と思える心地よさがあって初めて、スキンケアはあなたの毎日に寄り添うことができるんです。


スキンケアは「作業」じゃない、自分をいたわる時間


市販の化粧品は、何千人、何万人という人が使うものだから、どうしても「万人受けする無難な処方」を目指しがちです。

でも、あなたの肌のコンディションも、心地よいと感じる感覚も、誰一人として同じではありません。


「この時期ははちょっと乾燥が気になるから、しっかり油分を感じる設計にしよう」

「忙しい朝でもサッと肌を整えられるよう、さらっと肌に馴染む質感にしよう」


そんな風に、「いまの私の肌が、いちばん求めているテクスチャー」を自分の手で見つけ出す贅沢を、もっとたくさんの人に味わってほしい。


スキンケアを、ただ成分を顔に塗りたくる「毎日の義務」から、

一日頑張った自分を心から甘やかす「最高のご褒美タイム」に変えてほしい。


そんな思いから、私はcraft cosmeで「美肌液*¹作り教室」を続けています。


あなたの肌の「一番の理解者」になりにおいで


私の教室では、難しい理論を一方的に教え込むようなお堅い話はしません。

(あ、専門的な質問にはプロとしてどこまでもマニアックに答えますよ!笑)。


世間話のように、「最近肌の調子どう?」「どんな感触が好き?」なんて楽しくおしゃべりして、

ビーカーをくるくる回しながら、あなただけの特別な美肌液*¹を仕立てていきます。


自分でテクスチャーを調整して作った1本は、愛着の湧き方がまったく違います。

使うたびに「私、自分の肌を大切にしてるな」って実感できて、通ってくださる生徒さんたちも、

回を重ねるごとに自分の肌に自信を持って、表情までキラキラ輝いていくんです。

その姿を見るのが、私にとっての幸せになっています。


コスメ迷子になっているあなたも、自分の肌とじっくり向き合ってみたいあなたも。

craft cosmeに遊びにきてくださいね。


*1:美肌液は雑貨です。

 
 
 

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